理論問題-財務諸表等規則(財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則)-6

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(金融商品に関する注記)


第八条の六の二

金融商品については、次の各号に掲げる事項を注記しなければならない。

ただし、(    )ものについては、注記を省略することができる。

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重要性の乏しい

一 金融商品の状況に関する次に掲げる事項

イ 金融商品に対する取組方針

ロ 金融商品の内容及び当該金融商品に係る(    )

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リスク

ハ 金融商品に係るリスク管理体制

二 金融商品の時価に関する次に掲げる事項

イ 貸借対照表日における貸借対照表の科目ごとの貸借対照表計上額

ロ 貸借対照表日における貸借対照表の科目ごとの時価

ハ 貸借対照表日における貸借対照表の科目ごとの貸借対照表計上額と貸借対照表日における貸借対照表の科目ごとの時価との差額

ニ 貸借対照表の科目ごとの時価の算定方法

ホ ロからニまでに掲げる事項に関する説明

2 前項第二号ロからホまでに掲げる事項については、時価の把握が困難な場合には、同項本文の規定にかかわらず、注記することを要しない。この場合には、その旨及びその理由を注記しなければならない。

3 金融資産及び金融負債の双方がそれぞれ資産の総額及び負債の総額の大部分を占めており、かつ、当該金融資産及び金融負債の双方が事業目的に照らして重要である財務諸表提出会社にあつては、当該金融資産及び金融負債の主要な市場リスクの要因となる当該指標の数値の変動に対する当該金融資産及び金融負債の価値の変動率に重要性がある場合には、次の各号に掲げる金融商品の区分に応じ、当該各号に定める事項を注記しなければならない。

一 そのリスク管理において、市場リスクに関する定量的分析を利用している金融商品

当該分析に基づく定量的情報及びこれに関連する情報

二 そのリスク管理において、市場リスクに関する定量的分析を利用していない金融商品

次のイ及びロに掲げる事項

イ そのリスク管理において、市場リスクに関する定量的分析を利用していない旨

ロ 市場リスクの要因となる金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の指標の数値の変動を合理的な範囲で仮定して算定した時価の増減額及びこれに関連する情報

4 前項第二号ロに掲げる事項が、財務諸表提出会社の市場リスクの実態を適切に反映していない場合には、その旨及びその理由を注記しなければならない。

5 金銭債権のうち満期のあるものについては、償還予定額の合計額を一定の期間に区分した金額を注記しなければならない。

6 社債、長期借入金、リース債務及びその他の負債であつて、金利の負担を伴うものについては、返済予定額の合計額を一定の期間に区分した金額を注記しなければならない。ただし、当該金額が第百二十一条第一項第三号に規定する社債明細表又は同項第四号に規定する借入金等明細表に記載されている場合には、その旨の注記をもつて代えることができる。

7 前各項に定める事項は、財務諸表提出会社が(     )を作成している場合には、記載することを要しない。

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連結財務諸表

(有価証券に関する注記)

第八条の七 前条に定める事項のほか、有価証券については、次の各号に掲げる有価証券の区分に応じ、当該各号に定める事項を注記しなければならない。ただし、重要性の乏しいものについては、注記を省略することができる。

一 売買目的有価証券 当該事業年度の損益に含まれた(    )

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評価差額

二 満期保有目的の債券 当該債券を貸借対照表日における時価が貸借対照表日における貸借対照表計上額を超えるもの及び当該時価が当該貸借対照表計上額を超えないものに区分し、その区分ごとの次に掲げる事項

イ 貸借対照表日における貸借対照表計上額

ロ 貸借対照表日における(    )

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時価

ハ 貸借対照表日における貸借対照表計上額と貸借対照表日における時価との差額

三 子会社株式及び関連会社株式

イ 貸借対照表日における貸借対照表計上額

ロ 貸借対照表日における時価

ハ 貸借対照表日における貸借対照表計上額と貸借対照表日における時価との差額

四 その他有価証券 有価証券の種類ごとに当該有価証券を貸借対照表日における貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの及び当該貸借対照表計上額が取得原価を超えないものに区分し、その区分ごとの次に掲げる事項

イ 貸借対照表日における貸借対照表計上額

ロ 取得原価

ハ 貸借対照表日における貸借対照表計上額と取得原価との差額

五 当該事業年度中に売却した満期保有目的の債券 債券の種類ごとの売却原価、売却額、売却損益及び売却の理由

六 当該事業年度中に売却したその他有価証券 有価証券の種類ごとの売却額、売却益の合計額及び売却損の合計額

2 当該事業年度中に売買目的有価証券、満期保有目的の債券、子会社株式及び関連会社株式並びにその他有価証券の保有目的を変更した場合には、その旨、変更の理由(及び当該変更が財務諸表に与えている影響の内容を注記しなければならない。ただし、重要性の乏しいものについては、注記を省略することができる。

3 流動性が乏しいことその他の事由により金融商品市場において時価で有価証券を売却することが相当期間困難である場合であつて、当該事業年度中に売買目的有価証券を満期保有目的の債券若しくはその他有価証券へ変更したとき又はその他有価証券を満期保有目的の債券へ変更したときは、前項の規定にかかわらず、次の各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に定める事項を注記しなければならない。ただし、重要性の乏しいものについては、注記を省略することができる

一 売買目的有価証券から満期保有目的の債券へ変更した場合 保有目的を変更した有価証券に係る次に掲げる事項
イ その概要
ロ 保有目的を変更した日及び変更の理由
ハ 当該事業年度における損益
ニ 貸借対照表日における時価及び貸借対照表計上額
ホ 保有目的の変更が財務諸表に及ぼす影響額

二 売買目的有価証券からその他有価証券へ変更した場合 保有目的を変更した有価証券に係る次に掲げる事項

イ 前号イからハまでに掲げる事項

ロ 貸借対照表日における貸借対照表計上額

ハ 保有目的の変更が財務諸表に及ぼす影響額

三 その他有価証券から満期保有目的の債券へ変更した場合 保有目的を変更した有価証券に係る次に掲げる事項 イ 第一号イ及びロに掲げる事項 ロ 貸借対照表日における時価及び貸借対照表計上額 ハ 貸借対照表日における貸借対照表に計上されたその他有価証券評価差額金の額

4 当該事業年度前に保有目的を変更した有価証券については、当該事業年度において、次の各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に定める事項を注記しなければならない。ただし、重要性が乏しいものについては、記載を省略することができる。 一 前項第一号に掲げる場合 同号ニ及びホに掲げる事項 二 前項第二号に掲げる場合 同号ロ及びハに掲げる事項 三 前項第三号に掲げる場合 同号ロ及びハに掲げる事項

5 当該事業年度中に有価証券の(    )を行つた場合には、その旨及び(   )額を注記しなければならない。ただし、重要性の乏しいものについては、注記を省略することができる。

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減損処理

6 前各項に定める事項は、財務諸表提出会社が連結財務諸表を作成している場合には、記載することを要しない。

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今回の理論問題のポイント

この理論問題は、金融商品および有価証券に関する注記の要件について詳しく説明しています。具体的には、企業が金融商品と有価証券について財務諸表に記載しなければならない情報を定めています。これらの要件は、投資家やステークホルダーが企業の金融状況を適切に理解し、評価するために不可欠です。

金融商品に関する注記

  1. 金融商品の状況とリスク管理
  • 金融商品に対する企業の取り組み方針、内容、リスク管理体制について注記する必要があります。
  1. 金融商品の時価情報
  • 貸借対照表上の各金融商品の計上額、時価、計上額と時価の差額、時価の算定方法について明らかにする必要があります。
  1. 市場リスクに対する注記
  • 金融資産と金融負債が資産と負債の大部分を占め、重要である場合、市場リスクの要因とそれに対する価値の変動率に関する情報を提供する必要があります。
  1. 時価の把握が困難な場合の特例
  • 時価の把握が困難な場合、時価に関する注記を省略できますが、その旨と理由を説明する必要があります。
  1. 金融商品の主要な市場リスク
  • 企業が市場リスクに関して定量的分析を行っている場合、その分析に基づく情報を提供する必要があります。定量的分析を行っていない場合は、市場リスクの要因と時価の増減額に関する情報を注記します。

有価証券に関する注記

  1. 有価証券の分類と注記
  • 有価証券は売買目的、満期保有目的、子会社株式・関連会社株式、その他有価証券に分類され、それぞれのカテゴリーに応じた詳細な情報を提供する必要があります。
  1. 保有目的の変更
  • 保有目的が変更された場合、その旨と理由、財務諸表への影響を注記する必要があります。
  1. 時価の算定が困難な場合
  • 流動性が乏しい等の理由で時価の算定が困難な場合、特定の情報を注記する必要があります。
  1. 有価証券の取得、売却、評価
  • 事業年度中に有価証券の取得や売却が行われた場合、その旨と金額を注記する必要があります。

これらの注記要件は、透明性と財務報告の正確性を確保するために重要です。それにより、企業の金融商品と有価証券のリスクや価値を適切に評価することが可能になります。

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この記事を書いた人

簿記2級を取得し、現在簿記1級を勉強中。
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普段は、会社で経理をしながら、経理・簿記関係の情報を発信。
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