問題 <有価証券と売買益の表示科目について>
問①:有価証券の分類と表示に関して下記の( )に当てはまる科目名を答えなさい
分類 | 表示区分 | 表示科目 |
---|---|---|
売買目的有価証券 | 流動資産 | ( A ) |
満期保有目的債券 | 固定資産 | ( B ) |
満期保有目的債券 | 流動資産 (1年以内) | ( C ) |
子会社株式・関連会社株式 | 固定資産 | ( D ) |
その他有価証券 | 固定資産 | ( E ) |
問②:有価証券売却損益の表示に関して下記の( )に当てはまる科目名を答えなさい
分類 | 表示区分 | 表示科目 |
---|---|---|
売買目的有価証券 | 営業外費用(収益) | ( F ) |
満期保有目的債券 | 営業外費用(収益) | ( G ) |
子会社株式・関連会社株式 | 特別損失(利益) | ( H ) |
その他有価証券 | 営業外費用(収益) | ( I ) |
<答え>
A:有価証券
B:投資有価証券
C:有価証券
D:関係会社株式
E:投資有価証券
F:有価証券売却損(益)
G:投資有価証券売却損(益)
H:関係会社株式売却損(益)
I: 投資有価証券売却損(益)
とても基本的な問題ですが、これを覚えてしまわないと有価証券関係では点数を取ることが出来ません。
もう一度各定義を振り返りましょう!
名称 | 定義 |
売買目的有価証券 | 時価の変動を利用して、短期的に売買することで利益を得るために保有する株式や社債 |
満期保有目的債券 | 満期まで保有するつもりの社債等 |
子会社株式・関連会社株式 | 子会社株式と関連会社株式をあわせて、関係会社株式 といいます。 |
その他有価証券 | 上のどの分類にもあてはまらない有価証券をその他有価証券といいます。例えば、業務提携のための相互持合株式など。 |
また、注意点としては、
子会社株式・関連会社株式は売却損と売却益を相殺せずに、総額を計上しますが、それ以外は売却損と売却益を相殺した純額を計上します。
そして、合理的な理由によらないものや臨時的なものは特別損失(利益)に表示します。
関連問題へのリンク
その他の問題は「外貨建取引の決算時の仕訳」、「時価を把握することが困難な有価証券の評価、仕訳方法」、「有価証券の取引の基本~取得と売却~」、「「外貨建取引の取引の基本~前払・商品到着時・決済時の仕訳~」など。
理論問題は「理論問題-外貨建取引等会計処理基準-1」