【問題】外貨建取引の決算時の仕訳

問題 <外貨建取引の決算時の仕訳>

決算をむかえ、外貨建ての資産の状況は下記の通りであった。必要な仕訳をしなさい。

(決算日1ドル=109円)

帳簿価格(円)帳簿価格(ドル)発生時のレート
現金8088101
売掛金7147102
前払金6186103
買掛金4164104
前受金5255105
借入金106010106
<答え>
借 方金 額貸 方金 額
現金64為替差損益64
売掛金49為替差損益49
仕訳不要
為替差損益20買掛金20
仕訳不要
為替差損益30借入金30
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外貨建て取引の決算のポイント

外貨建ての資産負債は換算替えしなくてはなりません。

再計算する・しないは以下の通りです。イメージとしては「前払」のように支払ったのが過去なら昔のレートでです。

科目ごとの決算日価格と為替差損益

帳簿価格(円)再計算〇×帳簿価格(ドル)決算日価格為替差損益
現金808887264
売掛金714776349
前払金618×6
買掛金416443620
前受金525×5
借入金106010109030

決算日1ドル=109円です。

上の通り為替差損益が発生します。

例えば現金は、決算日の再計算の必要があります。

決算日の現金は8ドルx109円=872円となります。

872円-808円=64円が為替差損益となります。

仕訳は

現金 64円 為替差損益 64円となります。

その他の科目も同様です。

各有価証券の区分と売却損益の科目については「有価証券と売買益の表示科目について」をよかったらご覧ください。

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この記事を書いた人

簿記2級を取得し、現在簿記1級を勉強中。
学んだことを忘れないようにここでまとめてます。
普段は、会社で経理をしながら、経理・簿記関係の情報を発信。
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