
今回は経理の転職の主なパターンである大手転職サイトと経理専門転職サイトを比較したいと思います。
マイナビなどの一般転職サイトより、経理の件数が多く、年収水準が高いなどの、特徴にふれていきたいと思います。
これまでこのサイトで扱ってきた簿記の情報という訳ではないですが、番外編としてお読み頂ければ嬉しいです。
経理転職、主な4パターンについて
転職の方法としては、
- 大手転職サイト
- 転職エージェント
- ハローワーク
- コネ
- 経理専門転職サイト
などがあると思います。
一番楽なのはコネですが、人によって様々で一般論ではないので今回は除外します。
大手転職サイト
インターネットで検索すると山のように大手の転職サイトが出てきます。
- マイナビ 会員数608万 (大卒がおおい)
- エン転職 会員数800万
- 日経キャリアネット 会員数22万 (ただここは、有名大卒が多い)
- イーキャリア 会員数140万
逆にdodaは会員数は多いけど、40代以降は少なく、どの世代にも使えるという印象は少ないです。
その他、indeedは、欠かせませんが、上のサイトからのリンク掲載も多く、重複するので使い方に工夫が必要です。
また、リクナビは絶対かかせませんね。
求人の内容としてはこれらの大手検索サイトは、件数が多いので一般的な転職としては外せない形となりますね。
転職エージェント
転職サイトが自分で探すのに対して、転職エージェントは、自身の希望に見合う会社を紹介してくれます。
世の中の会社の求人情報を自分一人で把握するのには限界があり、第三者に紹介してもらう方が早いケースは多いです。
また、特定の目的の求人を探す際も欠かせません。600万以上の年収やCMで有名な「ビズリーチ」は有名ですね。
ハローワーク
思ったよりいいなと思ったのがハローワークです。
昔の様にハローワークへ行かなくてもインターネットで検索できるので、検索して合えば申し込めばいいと思います。(例えば、火曜日休みの会社を探せるなど)
特に、都市圏ではない地方や中小企業でもOKと考えている方は、検索サイトでは集まらない、各地域の求人が集まるのでいいと思います。
経理専門サイトの転職サイト
総務・経理・管理職限定の「MS-Japan」、ジャスネットキャリア
などです。
これらの専門サイトが経理で転職を希望する人に便利なのは次のポイントです。
検索がラク・・総務経理などのバックオフィス分野のみが掲載されているから
非公開案件が多いから・・・管理部門の求人自体知られたくないとか人柄優先とかで経理の求人は非公開案件が8割以上と言われています
ただ、私自身、経理専門転職サイトに馴染みがなかったので、どんな感じか調べて見ました。
経理専門サイトと大手転職サイトとの比較
一般的な転職サイトである「マイナビ転職」と経理専門転職サイト「ジャストネットキャリア」で、件数や年収を比較した際に何が違うのか調査しました。その結果をまとめます。
検索件数の比較
件数 | 簿記1級 | 簿記2級 | 簿記3級 |
---|---|---|---|
マイナビ転職 | 26 | 209 | 123 |
ジャストネットキャリア | 41 | 411 | 96 |

まず件数ですが、簿記3級では大手のマイナビ転職の方が多いものの、簿記1,2級では専門転職サイトの方が件数も倍近くなっています。
個人的には、調査する前は、いくら専門サイトと言っても件数ではマイナビなどの大手には勝てないだろうと思っていたのですが、専門サイトの方が件数が多いという結果に、驚きました。
簿記1級の検索結果における年収の比較
(単位:万円)
マイナビ転職 | ジャストネットキャリア | |
---|---|---|
下記5社平均 | 511 | 669 |
A社 | 525 | 575 |
B社 | 400 | 570 |
C社 | 480 | 775 |
D社 | 400 | 800 |
E社 | 750 | 625 |

検索結果トップに出てきた5社の年収を比較したデータです。
一般的に、経理や総務などの間接部門の年収は会社の規模や人事考課制度に影響を受けるので、職種として高い低いよりは会社によって異なる傾向が強いと思います。
そのため、サイトの違いは平均値を見てほしいです。その簿記1級の年収平均は、経理専門転職サイトの方が高いです。
いかに経理専門転職サイトが資格取得者を高く評価した、いい求人を集めているかわかると思います。
簿記2級の検索結果における年収の比較
(単位:万円)
マイナビ転職 | ジャストネットキャリア | |
---|---|---|
下記5社平均 | 535 | 541 |
A社 | 425 | 570 |
B社 | 800 | 450 |
C社 | 500 | 525 |
D社 | 450 | 600 |
E社 | 500 | 560 |

簿記2級でも、経理専門サイトはマイナビ転職など総合転職サイトと同等の年収の高い求人が多いです。
簿記1級と違い2級となると資格保有者も多くなり、経理専門サイトとマイナビなどの総合転職サイトでは、あまり差が出ないように見えます。
でも、5社以外の求人をざっと見てみると、マイナビより経理専門サイトの方が同じ簿記2級でも高い年収の案件が多いです。
結論:大手転職サイトに加えて、経理専門サイトも要チェック!
調査した結果、経理専門サイトも大手転職サイトと同じく使える印象です。
転職は出会いのひとつだと個人的には思うので、大手転職サイトに加えて経理専門サイトも一緒に使うのがいいと思います。
今回の調査で見つかった大手経理専門サイト3社を取り上げました。
今転職を考えている方はもちろん、転職を考えていない人も登録しておけば、自分の希望に合うスカウトメールが来るので、今の仕事がいいかどうかの判断材料として登録されてはいかかでしょうか。
経理専門転職サイト
NO-LIMIT(ノーリミット)
上場企業の株式会社アシロが運営する会計士専門の転職エージェントとして有名なこのNO-LIMITですが、経理専門の転職エージェントでもあります。
転職サイトの特徴は、NO-LIMITの担当者が、ひとりひとりの経歴をしっかりヒヤリングし、書類選考に受かる書類作成をサポートできます。結果、書類選考の通過率は90%以上。
なんとなく会計士専門と聞くとハードワークなイメージですが、「ワークラフバランスの実現など希望の転職が叶う」「経理・財務のテレワーク求人多数」とPRしていることもあり、本人の希望に沿った求人をしっかり選んでくれます。
ネット・TVなどの広告でもほとんど見ないサービスなので求職者のライバルが少ないと思うので、早く登録しておきたい1社です。
\ 会計士でなくても経理経験者ならOK! /
MS-Japan

MS-Japanは、経理・財務・人事・総務・法務・会計事務所・弁護士・公認会計士・税理士などに特化した人材紹介会社です。
私の知る限り、総務経理系に特化した転職サイトは少なく、ここを含め数社ぐらいです。総務経理、かつ、管理職希望の方は登録しておいて損はないと思いますよ。
ジャスネットキャリア

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