TACの簿記1級独学道場の評判～他のスクールやTACの他の通信講座との違いなどを徹底解説～

今回取り上げるのは、会計学校大手のTACの独学道場です。

大手スクールがあまりやっていない、独学に絞った講座で、ポイントは、「大手の教材の割安感」、「テキストのわかりやすさ」です。

細かく解説していきます。

TACの簿記1級独学道場のメリット、デメリット

TACの簿記1級独学道場を使うメリット～他のスクールとの違い～

大手の教材なのに割安

TACは簿記スクール大手の1社ですが、この「独学道場」は他の大手より割安な値段設定となっています。

スクール名	税込価格
TACの独学道場	76,300円
ネットスクール	124,000円
クレアール	132,000円
LEC	132,000円
資格の大原	152,200円

テキストがわかりやすい

TACの簿記1級本として、多くの書店でも売っている定番の「簿記の教科書」をテキストとして採用。分かりやすさは一番です。

そして、TACがつかいやすいのは、テキストが見やすいからです。

見やすい理由は、イラストを使用している、用語解説が丁寧、フォントの強弱のバランスがいい、など様々ありますが、下記のテキストの抜粋を見てもらえればイメージがつきやすいと思います。

教材の量が多すぎない

主な教材は、「簿記の教科書」と「簿記の問題集」です。

これが終わると、「予想模試」「過去問題」をやり、最低限の問題を解く形です。

この量が多すぎず、少なすぎず適量に感じます。

直前対策がしっかりしている

TACのWeb講義・直前対策が付いており、独学の教材としてはすごく充実した内容です。

他の通信講座との比較表

主な通信講座と比較した表が下の通りです。

アプリなどのシステムのため、スタディングは続けやすさ1位となりますが、テキストの見やすさはTACが優れている、いいと思います。

スタディングはWEBテキストなので、紙のテキストではTACの独学道場が一番です。

順位	スクール名	税込価格	テキスト /問題	講義	続け やすさ	スクールHP
1	スタディング	64,900円				公式サイト
2	TACの独学道場	76,300円				公式サイト
3	ネットスクール	124,000円				公式サイト
4	クレアール	132,000円				公式サイト
5	LEC	132,000円				公式サイト
6	資格の大原	152,200円				公式サイト

TACの簿記1級独学道場とは

公式サイトの定義は次の通り、独学者の最短ルートなのが特徴です。

「日商簿記1級 独学道場」は、独学のメリットを活かしつつ、「最速最良の独学合格ルート」をご提供できるよう誕生しました。
合格するために絶対に押さえておかなければならない内容（論点）が正しく身につくように、「教科書」での学習をサポートするWeb講義が付いています。重要な箇所や受験生が悩みやすい箇所にポイントを絞って解説しているので、時間的な余裕のない方にも負担なく継続して学習できるよう設計されています。

TAC　HPより

講座・コースの概要

コース名	日商簿記1級の独学道場 「スタンダードコース」
税込価格	76,300円
講義数	24回
講義形式	ストリーミング、ダウンロード可能 0.8～2倍速再生可能
質問対応	質問カードで可能
教材	簿記の教科書ｘ6冊、WEB講義120分ｘ24回、予想模試1冊、過去問題集1冊、答練2回、全国模試1回
期間	半年～1年間
スマホ対応	OK

＼ 大手スクールなのに割安！ ／

TACの簿記1級独学道場のデメリット、苦手なこと

コンパクトにまとめているので完璧主義の方には不向き

最短ルートなので、「完璧に理解したい」「あらゆる論点をクリアしたい」人には不向きです。

ただ、「簿記1級は相対評価の試験」なので、みんなが正解した問題を解ければ合格できる試験であり、あらゆる問題に正解できないと合格できない試験ではないので、心配する必要はないとは思います。

講義はDVDはなく、WEBのみ

スマホやPCでの受講がしんどいのでTVでみたい、携帯の通信量が気になるからDVDがいいなどの場合は向いていないと思います。

ただ、勉強時間の確保でみんな苦労するとこなので、スマホなどどこでも勉強できる方がいいとは思います。

通信講座より、「質問できる回数が少ない」「Web講義が少ない」

TACの通常の通信講座では、講義回数は95回なのに対し、独学道場では24回です。

質問カードも枚数も独学道場は5枚と少なくなっています。

ただ、値段がTACの通常の通信講座では受講料￥165,000～と全く違いますし、簿記の学習はテキストや問題集から理解して学習するスタイルなので、独学道場の量で充分かなと思います。

よくある質問

TACについて

1980年創業の資格取得専門予備校、通信講座の大手です。

TACの通常の通信講座と独学道場の違いについて

TACの通常の通信講座、例えば、「1級合格本科生　1年/10ヵ月コース」は受講料￥165,000～、講義回数95回、答練5回、模試1回など、大原や他のスクールと同様のサービスで、悪くはないかなと思います。

公式サイトによれば、通信講座と独学道場の違いは「講義のコンセプトが異なり、「独学道場」の講義は、なかなか時間が取れない独学者のために、必要なものをコンパクトにまとめた講義（通信講座の半分～3分の1程度の時間数）になっています。ここがわかれば、テキストに書いてあることが理解できる！」です。

「ロングランコース」と「スタンダードコース」の違いについて

「ロングランコース」「スタンダードコース」の違いは、利用期間の長さです。

1日で取れる勉強時間の違いで、出題範囲を網羅する勉強量をカバーするまでの期間が違うという意味で2タイプあります。

「ロングランコース」は利用期間の長さの点では、いい反面、若干の割高となっています。

まとめ：TACは大手の教材を割安で使えるお得なコース

簿記1級に限らず2・3級などでも、「大手スクールの教材多すぎ・値段高すぎ」と感じていた人は多いハズ。

TACの独学道場なら、大手の教材をコンパクトにまとめてあるから、迷わず安心して、割安の価格でスタート出来ます。

＼ 大手スクールなのに割安！ ／