理論問題-企業結合に関する会計基準-1(用語の定義)

用語の定義

4. 「企業」とは、会社及び会社に準ずる事業体をいい、会社、組合その他これらに準ずる事業体を指す。

5. 「企業結合」とは、ある企業又はある企業を構成する事業と他の企業又は他の企業を構成する事業とが (      )に統合されることをいう。なお、複数の取引が 1 つの企業結合を構成している場合には、それらを一体として取り扱う。

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1 つの報告単位

6. 「事業」とは、企業活動を行うために組織化され、有機的一体として機能する経営資源をいう。

7. 「支配」とは、ある企業又は企業を構成する事業の活動から便益を享受するために、その企業又は(     )及び(     )を左右する能力を有していることをいう。

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事業の財務、経営方針

8. 「共同支配」とは、複数の独立した企業が契約等に基づき、ある企業を共同で支配することをいう。

9. 「取得」とは、ある企業が他の企業又は企業を構成する事業に対する(     )を獲得することをいう。

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支配

10. 「取得企業」とは、ある企業又は企業を構成する事業を取得する企業をいい、当該取得される企業を「被取得企業」という。

11. 「共同支配企業」とは、複数の独立した企業により共同で支配される企業をいい、「共同支配企業の形成」とは、複数の独立した企業が契約等に基づき、当該共同支配企業を形成する企業結合をいう。

12. 「共同支配投資企業」とは、共同支配企業を共同で支配する企業をいう。

13. 「結合当事企業」とは、企業結合に係る企業をいい、このうち、他の企業又は他の企業を構成する事業を受け入れて対価を支払う企業を「結合企業」、当該他の企業を「被結合企業」という。また、企業結合によって統合された 1 つの報告単位となる企業を「結合後企業」という。

14. 「時価」とは、(       )をいう。通常、それは観察可能な市場価格をいい、市場価格が観察できない場合には、合理的に算定された価額をいう。

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公正な評価額

15. 「企業結合日」とは、被取得企業若しくは取得した事業に対する支配が(      )した日、又は結合当事企業の事業のすべて若しくは事実上すべてが統合された日をいい、企業結合日の属する事業年度を「企業結合年度」という。

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取得企業に移転

16. 「(            )」とは、結合当事企業(又は事業)のすべてが、企業結合の前後で同一の株主により最終的に支配され、かつ、その支配が一時的ではない場合の企業結合をいう。親会社と子会社の合併及び子会社同士の合併は、(    前の()と同じ単語が入ります       )に含まれる。

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共通支配下の取引

今回の理論問題のポイント

この簿記1級の理論問題の要点を解説するにあたり、用語の定義から始めます。

  1. 企業:会社や会社に準ずる事業体を指します。これは、組合やその他の事業体を含む広範な定義であり、様々な形態の組織化された事業活動をカバーします。
  2. 企業結合:一つの企業やその事業が他の企業やその事業と統合されることを指します。このプロセスは、経営資源の統合、市場のシェアの拡大、効率性の向上などを目的とすることが多いです。複数の取引が一つの企業結合を形成する場合、これらは一体として扱われます。
  3. 事業:企業活動を行うために組織化された、有機的一体として機能する経営資源の集まりを意味します。これには、物理的資産、人的資源、知的財産などが含まれます。
  4. 支配:ある企業が別の企業の活動を通じて利益を得る能力、及びその企業の方針や運営を左右する能力を持つことを指します。これには、財務的、経営的な影響力が含まれることがあります。
  5. 共同支配:複数の独立した企業が契約などに基づいて一つの企業を共同で支配する状況を指します。これは、特定の事業やプロジェクトにおけるパートナーシップや共同事業などに見られます。
  6. 取得:ある企業が他の企業やその事業に対する支配権を獲得する行為を意味します。これは、株式の購入、資産の買収、または他の方法によって行われることがあります。
  7. 取得企業と被取得企業:取得する企業を取得企業、取得される企業を被取得企業と呼びます。この関係性は、企業結合や買収の文脈で重要です。
  8. 共同支配企業:複数の企業によって共同で支配される企業です。この概念は、特定の事業やプロジェクトにおける共同投資や協力関係を示す場合に使用されます。
  9. 結合当事企業:企業結合に関わる企業のことで、結合企業(他の企業や事業を受け入れる企業)と被結合企業(受け入れられる企業)が含まれます。企業結合後、これらは結合後企業として一つの報告単位になります。
  10. 時価:資産や負債の公正な価値を表し、通常は市場価格に基づいています。市場価格がない場合は、合理的な方法で算出された価値が使用されます。
  11. 企業結合日:被取得企業または取得した事業に対する支配が実現

された日、または結合当事企業の事業が実質的にすべて統合された日を指します。この日は、企業結合が正式に完了したと見なされ、企業結合の会計処理において重要な意味を持ちます。

これらの定義は、企業結合、買収、事業活動などに関連する複雑なプロセスと概念を理解するのに役立ちます。簿記や会計の分野では、これらの用語の正確な理解が非常に重要です。

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この記事を書いた人

簿記2級を取得し、現在簿記1級を勉強中。
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普段は、会社で経理をしながら、経理・簿記関係の情報を発信。
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