返品調整引当金の仕訳、返品時の処理

問題 <返品調整引当金の仕訳 >

今期初めて、当期末の売掛金2,000円に対して返品予想率5%、売上総利益率20%として返品調整引当金を設定する。

<答え>
借 方金 額貸 方金 額
返品調整引当金繰入20返品調整引当金20

返品調整引当金とは、販売した商品に得意先と返品契約を結んでいる場合、返品に備えて設定する引当金です。

返品調整引当金は、将来の返品によって予想される利益の減少分を見越して計上するので、売上全額を計上するのではなく、あくまで、予想返品分にかかる売上総利益に対して、返品調整引当金を設定します。

上の例だと、2,000円 x 5% x 20% = 20 となります。

そして、 返品調整引当金繰入額は、販売費及び一般管理費ではなく、売上原価の一部(売上原価から引くという意味)となります。

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返品時の処理

売上20円分の返品が、20%の利益率の場合は下の様になります。

借 方金 額貸 方金 額
仕入16売掛金20
返品調整引当金4

返品商品は再販できるため仕入処理となります。

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この記事を書いた人

簿記2級を取得し、現在簿記1級を勉強中。
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