簿記1級は、財務会計・原価計算・管理会計の知識を習得でき、簿記の資格の中ではトップクラスです。
この資格を取得すれば、どんな仕事ができるのか、調べてみました。
転職サイトを簿記1級で検索して出てくる仕事
資格を使える仕事を考える時、転職サイトの募集で「簿記1級」が必要とされている求人をみるのが分かりやすいと思います。
リクナビ、マイナビでの検索例を挙げます。
リクナビ | マイナビ | |
---|---|---|
1番目 | 税理士事務所 | 大手企業経理 |
2番目 | 経理 | 事務総合職 |
3番目 | 財務コンサルタント | 経理 |
4番目 | 経理 | 経理事務 |
5番目 | 会計事務所 | 情報システム |
6番目 | 営業企画 | 経理 |
7番目 | 会計・経理 | 会計事務所 |
8番目 | 経理・法務 | 営業 |
9番目 | 経理事務 | 講師 |
10番目 | 税理士アシスタント | 事務系総合職 |
経理、会計・税理士事務所などが多くなっており、事務職が多いですね。
簿記1級が求められる仕事の例と内容
中小企業の経理管理職クラス
税理士・公認会計士を除けば、日本全国の簿記1級の取得人数では中小企業の管理職が一番多いのではないでしょうか。
日々の仕訳以外に会社全体の経営意思決定などに関わる判断が必要な仕事です。
中、大企業の経理職
零細・小企業より中規模、大企業で求めれることが多いです。
簿記2級は小中規模で求められます。
経理以外の総務・人事・企画職
経理以外にも総務・人事・企画などがあります。これらの業務では特に提案、分析という面で使われているようです。
会計事務所、税理士事務所、監査法人
求人募集を見ていると、税理士の科目合格者などの場合もありますが、簿記1級が求められる事が多いです。
これは、簿記1級に合格すると、税理士試験の受験資格が得られるため、公認会計士や税理士などの国家資格への登竜門とされているからです。
また、監査法人の監査業務などでも活躍できます。
経営や事業計画立案のコンサルティング、その他
簿記1級に合格すると経営全般が理解できるため各種コンサルティングには有利な仕事と言えます。
また、システムエンジニアや製造業の各部門など経理以外にも幅広い職種で必要とされています。
金融機関への就職
簿記1級の資格は、金融機関での就職にも有利です。銀行などの金融機関では、融資審査や貸出先の財務分析など、簿記1級で習得した知識を活かした業務を担当することができます。
社内で在籍中に簿記1級を取得したら有利な例
「簿記1級の年収はいくら?どれくらい上がるの?」でもふれていますが、転職だけでなく、会社在籍中でも資格手当が増えるなどのメリットがあります。
会社や業種によりますが、1~2万円前後増えるケースが多いようです。
業種 | 簿記の資格手当の例 |
---|---|
介護 | 1級:10,000円・2級:7,000円・3級:3,000円 |
建築 | 1級:10,000円 |
税理士事務所 | 2級:10,000円、1級:20,000円、税理士科目1科目:20,000円 |
SE | 1級 20,000円、2級 10,000円 |
まとめ
以上のように、簿記1級の資格を持っていることで、企業の経理や金融機関での就職、会計士や税理士を目指すなど、幅広いキャリアパスを選択することができます。
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