問題 ＜委託販売＞
次の一連の取引の仕訳をしなさい。なお、売上原価の算定は期末に一括して行う。
(1) 商品120,000円を仕入れ、代金は掛けとした。
(2) 商品50,000円を委託先に積送した。
(3) 受託者から売上報告として仕切精算書(総売上高70,000円)が送付されてきた。
<答え>
| 借 方 | 金 額 | 貸 方 | 金 額 | |
| （１） | 仕入 | 120,000 | 買掛金 | 120,000 |
| （２） | 積送品 | 50,000 | 仕入 | 50,000 |
| （３） | 売掛金 | 70,000 | 積送品売上 | 70,000 |
委託販売とは、自社商品の販売を他社にお願いする方法をいい、委託した人を委託者、委託された人を受託者といいます。
委託販売の処理は、2種類あり、対象勘定法と手許商品区分法があります。このサイトでは、試験で出る確率が高い手許商品区分法を扱います。
手許商品区分法とは、発送した商品を仕入れと区別し、積送品勘定に振り替える方法です。（上記の（２）がその仕訳です）
その積送品での売上は積送品売上と一般売上と区別されます。
委託販売では、委託した部分を積送品勘定で処理する。
