問題 <手形の割引の仕訳処理>
東京㈱は、大阪㈱から受け取っていた約束手形 90円を銀行で割り引き、割引料5円を差し引いた残額を当座預金口座に預け入れた。なお、保証債務の時価は1円である。
<答え>
借 方 | 金 額 | 貸 方 | 金 額 |
手形売却損 | 5 | 受取手形 | 90 |
当座預金 | 85 | ||
保証債務 | 1 | 保証債務費用 | 1 |
手形を割り引いた際、満期日に手形代金が決済されないときは、手形を割り引いた人(上の例なら東京㈱)に代金の支払義務が発生します。
そのため、保証債務が発生します。
手形の割引自体は、実務的には、ファクタリングの際にこの手続きとなるのでよく使う処理ではありますね。
関連問題へのリンク
その他の問題は「電子記録債権の会計処理、仕訳」、「裏書き手形が不渡の時の仕訳」、「裏書手形で支払いを終えた時の仕訳処理」、「荷為替手形の仕訳」など。
理論問題は「企業会計原則」